学習ツールと校務のクラウド化について
GIGAスクール構想ではクラウドの活用を推奨しています。児童生徒や教職員が使うツールは、従来のようにあらかじめPCにインストールするソフトウエアだけでなく、Webブラウザ経由で使うクラウド型のアプリケーションも導入の選択肢として促されています。
少し前からシンクライアントシステムのサービスで運用しているところもありました。こういった従来のものに加え、クラウド型の学習ツールとしては、アクティブラーニングに活用できる「協働学習支援ツール」や、「グループウエア」「ファイル共有」などがあります。Googleのファイル共有などは多くの人が使い始めているツールですのでイメージが湧きやすいと思います。
次に校務システムです。文部科学省はクラウド活用により教務、学籍、学校事務などを一括管理する「統合型校務支援システム」の運用を想定しています。
初めは手書き文化の高かった学校ではなかなかシステム化が浸透しなかったこともありますが、ここに来て一気に今までの無駄に引き継がれた文化は簡略化されてきています。もちろん、良い面ばかりというわけにはいきませんが、価値観の優先順位が確実に変わってきている印象です。
これらのクラウド型アプリケーションは、インターネットに接続して使うため、学校に導入する場合にはセキュリティ対策及び管理についても充分検討していく必要があります。
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